姿勢が原因で腰痛になるのはなぜでしょうか?
肥満、加齢、運動不足などさまざまですが、実は「姿勢」も影響が大きいもののひとつです。
特に一日中パソコンに向かうような仕事をされている方には大きな問題であり、動かないことで運動不足と肥満に加えて、姿勢の悪さが腰痛を引き起こすのです。
このような方の場合は、どのような点に気をつければ腰痛を改善できるのでしょう?
こんな姿勢があぶない
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この時に気をつけたいのは「猫背」になっていないかという点です。
猫背は、特に腰痛の原因となりやすい姿勢だと考えられています。
上半身を支えているのは、「大腰筋」をはじめとするお腹付近の筋肉です。
このお腹の筋肉を使って体を支えている状態が、本来あるべき姿勢です。しかし猫背の場合はこの筋肉への負担がかかりにくい状態なのです。
お腹の筋肉で支えられなかった体重は、全て他の部分で支えていることになります。
腰や背中などの、本来ならば上半身を支える役割ではない筋肉や、背骨やそのクッションとなっている椎間板です。
別の役割をもつ部位で無理に支えているため、腰痛を始めとした問題が発生するのです。
インナーマッスルが疲弊すると...
上半身の体重を支えているのは「大腰筋」であると説明しました。
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大腰筋とは、背骨から腰あたりの骨盤にかけて上下に繋がっている、いわゆるインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。
原因不明とされている腰痛の大半は、この筋肉が原因とも言われています。
この筋肉が姿勢の悪さや運動不足、さらには運動のしすぎにより疲労している場合に、腰の痛みを引き起こします。
この筋肉を柔軟に保ち、ある程度は鍛えておくことが腰痛対策として重要なのです。
絶対に避けたい「椎間板ヘルニア」
椎間板といえば「椎間板ヘルニア」という病名を連想しますが、実は姿勢の悪さがこの病気に大きく影響しているのです。
椎間板ヘルニアとは、背骨の間でクッションの役割をしている椎間板を、強い力で圧迫することで「クッションの中身が飛び出してしまう」状態のときに発症するものです。
その結果として、周囲の神経を圧迫し、腰痛や下半身のしびれなどの原因となります。
椎間板ヘルニアは誰の身にも発生する病気ですが、姿勢を改善させることでそのリスクを大きく減らせると考えられています。
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